読み聞かせボランティアってご存じですか?
ここでいう読み聞かせボランティアとは、主に子どもたちに向けて本や詩を読むというボランティアのことです。
「読み聞かせ会」「お話会」といった名前で、地域の図書館や小学校などで開催されています。
実は我が家の子どもたちの小学校でも年に数回、保護者のボランティア活動で本の読み聞かせを行っているんです。

本好きとして気になるけど…。
読み聞かせってハードル高そう…
私は本を読むことが好きですが、読み聞かせはまた別の話。
自分の子どもたちに本を読んであげることはありますが、ボランティアで知らない子どもたちの前で読むなんて緊張するしできないな、と思っていました。
そんなある日のこと、何気なく子どもたちに読み聞かせボランティアの話をしてみたのです。



学校でお父さん、お母さんたちが読み聞かせしてるんだってね~



そうだよ!お母さんもやってみたら?



私も、お母さんに学校に来てほしい!



そ、そう?そんなに言ってくれるなら…やってみるかな!
うちの子どもたちが喜んでくれるなら、と参加することにした読み聞かせボランティア。



でも、どんな本を読んだらいいんだろう…。
一番悩んだのは、どんな本を読んだらいいのか、ということ。
読み聞かせボランティアをやってみようと思った時、ここが一番気になるところではないでしょうか。
そこで、読み聞かせボランティアをしてみた私が実際に読んだ本と、子どもたちに聞いた読み聞かせで面白かった本をご紹介します!
読み聞かせボランティアに参加した感想も合わせてどうぞ!
実際に読み聞かせた本はこちら
まずは私が実際に読み聞かせをした本からご紹介します。
小学校1年生に読んだ本
小学1年生に向けて選んだ本はこちら。
【あらすじ】
雪だるまのようちゃんと、その兄弟(もちろん、雪だるま)が野球で遊んでいるところに、動物のてんがやって来た。
野球をしている雪だるま兄弟をじっと見つめているてん。
ようちゃんは野球のボールを拾ってくれたてんに声をかけるも、てんは黙って行ってしまって…。
【この本を選んだ理由】
・読み聞かせの時期が冬だったので季節感を出したかった。(雪だるまや雪景色が出てくるので、冬っぽいと思って)
・3分~4分ほどで読み終わるので、緊張している中でも読みやすいと思った
実際に読んでみてどうだった?



読む時間はちょうど良かった!
緊張したけど、これくらいの長さだったら読みやすかった!



ページをめくる時に失敗してたのが気になった!!



え!感想、それ⁉
お話はどうだったの?



面白かったよ!
緊張で手が震えてたのか、ページをめくるのに何度かつまづいてしまったんですよね。
それが子ども的には気になったみたい…。
気にしていた季節感については、特に反応は無かったです…。
季節感は特に気にしなくてもいいのかな、と思ってます。
小学校3年生に読んだ本
小学3年生の息子には、2回読み聞かせをする機会がありました。
1冊ずつ、ご紹介します。
【あらすじ】
ある日、こいぬのこたろうが昼寝から目をさますと家には誰もいませんでした。
いつもは誰かがいてくれて、遊んでくれるのに…。
こたろうは家を飛び出し、外の世界に駆け出していきますがそこは家の中とはまるで違う世界で…。
【この本を選んだ理由】
・こいぬのこたろうのドキドキハラハラの冒険が、子どもたちにうけるかな、と思った。
・時間制限の約5分におさまるお話だった
実際に読んでみてどうだった?



子どもたちはじっと、真剣に聞いてくれてた!
読む時間もちょうど良かったと思う!



面白かったけど、家で読んだことがある本だからストーリーが分かっちゃって、ドキドキハラハラはしなかったよ



そうかあ…
読み聞かせをする方からしたら、家にある本の方が何度も読んで練習もできるのでいいんですがね…。
子どもは正直です…。
2冊目はこちら。
【あらすじ】
あるところに、みかんを育てている男がいました。
その男のみかん山の中に、なぜかまったく実をつけないみかん山があったのです。
男が様子を見に行ってみると、たったひとつだけみかんがなっていました。
せっかくだからとそのみかんを大事に育ててみると、そのみかんは大きく大きく育ちました。
みかんを収穫しようと思ったその時、なんと、みかんの中から声がして⁉
【この本を選んだ理由】
・子どもたちが選んでくれたから
読んでみてどうだった?



今までで一番、反応があったかも。
リクエストしてもらえて良かった。



お友達が「どんなお話なんだろう」って気にしてくれてたよ



楽しんでもらえたのかな。良かった!
読み聞かせ2回目ということで、どんな本を読んだらいいかさらに悩んでしまいました。
そこで、読み聞かせを聞く側の意見をもらおうということで息子に聞いて選んでもらったのが、こちらの「せんにんみかん」です。
聞く側からのリクエストだったからか、今までの中で一番反応があったように思います。


子どもたちが面白いといった本たち
私が読みきかせたお話ではないのですが、他の方が読み聞かせボランティアをしてくれたお話の中で、特に子どもたちが面白かったと言っていた本もご紹介します。





うどんとラーメンが、どっちが美味しいのかで戦うお話だよ!
すごく面白かった!!
うどんとラーメンという、みんなが好きな食べ物が美味しさ1番を競うお話だそうです。
うどんもラーメンも、どっちも美味しいから競わなくても、と思ったりしますが…。
クラスのみんなで、どっちが好きか、どこが美味しいのか、など盛り上がったみたいです。



キツネの奥さんとタヌキの奥さんが、もらった物へのお返しをずっと続けてしまうっていうお話だったの。
何回もずーっとお返しが続くんだよ。
タヌキの家の隣に引っ越してきたキツネの奥さんが持って行った引っ越しのあいさつの贈り物。
それにタヌキの奥さんがお返しをしたら、今度はお返しをキツネの奥さんがして、そしたらタヌキの奥さんがまたお返しをして…と、繰り返されるお返し合戦がとても面白いお話だそうです。
お返しの最後がまた面白かったそうですよ(ネタバレにならないように、ここでは内緒にしておきますね)。
本を選ぶ時のポイント
読み聞かせボランティアをやってみて、読み聞かせをするための本を選ぶ時のポイントをまとめてみました。
・読み聞かせをする自分が読みやすい(好きな)本
・悩んだら子どもたちに選んでもらう
まず第一に、読み聞かせをする人が読みやすいと思った本が一番です。
読み聞かせって、緊張します。
緊張している時に読みにくい本を読んだら、読み間違えちゃったらどうしよう、とか、余計な緊張がさらに追加されちゃいますよね。
自分が読みやすい、好きな本を読むのなら、それだけで気楽になると思うんです。



自分が好きな本なら、読み聞かせている時に自分も楽しめるしね
そして、迷ったら子どもたちにリクエストしてもらいましょう!
できるなら、2~3冊くらい候補を出してもらうのがおすすめ。
その中から自分が読みやすいな、好きだな、と思う本を選んだらいいと思います。
ちなみに、実際に読み聞かせをしてみて気にしなくてもよかったことはこちら。
・本に書いてある推奨年齢
絵本や児童書だと、表紙に推奨年齢が書いてあることがあると思います。
「年長版」「小学校1年生~」みたいに書いてあったりしますね。
読み聞かせの場合、制限時間があることがほとんどだと思います。
推奨年齢に合わせているとお話のボリュームによっては、その制限時間内に収まらない事もあります。
なので、読み聞かせの場合には推奨年齢はそこまで気にしなくてもいいと思っています。
実際、私が読み聞かせた本は「年長向け」の本でしたが、小学生たちはしっかりと聞いてくれていました。



お父さんやお母さんが読んでくれるだけで、楽しい!
まとめと感想
小学校での読み聞かせボランティアをやる時に、一番悩む読み聞かせる本を選ぶポイントをご紹介しました。
本を選ぶポイントは



自分が読みやすい本を選んで良し!
迷ったら子どもにリクエストしてもらおう!
ためになる内容がいいのかな、とか、今の季節に関係するほうがいいのかな、なんて思ったりしますが、結果としては、子どもたちはお母さんたちが読んでくれる、というだけで満足してくれるます。



お父さん・お母さんが学校に来てくれたら嬉しいよ!
娘のクラスでは、お友達のお父さんが来てくれて読み聞かせをしてくれた回もあったそうです。
お母さん、お父さん、どちらでも来てくれて自分たちのために活動してくれるって、子どもたちにとっては非日常の楽しいイベントです。
実際に読み聞かせボランティアをやってみての感想ですが



緊張したけど、やってみて良かったなあ。
子どもたちの学校での様子も見られたし
ここ数年のコロナ過で授業参観が中止になってしまう事も多く、学校での様子が見られる機会があまりなかったんですよね。
そんな中、学校での様子を見られたことは良かったです。
(ちなみに、読み聞かせボランティアは感染状況が落ち着いている時期に行われました)
この記事が読み聞かせボランティアに参加しようと考えていて、どんな本を選んだらいいかと悩んでいる方の参考に少しでもなれば幸いです。
そして読み聞かせボランティアをしようかどうしようか悩んでいる方、良ければぜひ、やってみてくださいね。
子どもたちが喜んでくれる姿が見られると思います。




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