本が好きになって欲しいから。本好きの母が小学生の子どもにやっていること・やらないこと

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熊太家には、小学3年生男子と小学1年生女子が住んでいる。

母であるくまたは本が好きだが、彼らはそこまででもない。

本を読むよりゲームの方が好きだし、テレビで「鬼滅の刃」とか「おさるのジョージ」のアニメとか、ポケモンの番組とかを見たがる。

しかし!本好きの母としては、本も読んでほしい。

将来的には、同じ本を読んで語り合ったり、お互いに読んだ本をおすすめし合ったりしたい!

そこで子どもたちを本好きすべく、母がトライしていることをここで公開!

なお、先に言ってしまうけれど、これをやったから本好きになった、と言えるほどの効果が出ているものはまだ無し。

でも、やらないよりやった方がいいよね、と思っている事ばかりなので、こんなことやってるんだ~、ぐらいのあたかかい目でご覧いただければ嬉しい。

目次

小学校低学年を本好きにするべく、やってみてること

我が家でやっていることがこちら。

本好きにするべく、やっていること
・テレビとゲームをしない時間を作る
・本を見えるところに置く
・本屋に行く
・図書館に行く
・テレビ番組に関連する本を渡してみる
・読んだ本について話し合う

最初に言ったけれど、これだけやってみても子どもたちに効果抜群という方法は今のところ無い。

ただ、いろいろな方法を試してみて効果のほどがそれぞれ違ったので、その効果のほどを☆の数で表してみた。

☆の数が多かった方が、より効果があったと思っている方法である。

詳しく解説してみたので、こちらからどうぞ。

テレビとゲームをしない時間を作る

効果のほど:☆☆
メリット:静かな時間ができる
デメリット:本以外の遊びにいってしまう

これはお子さんがいるどの家庭でもやっていることだと思う。

テレビとゲームばっかりやっていると、理由はうまく言えないけど良くないんじゃないかという気持ち。親だったら、みんな一度は思ったことがあるのでは。

我が家でも、そんな気持ちから一日のうちのテレビとゲームを見る時間はある程度、制限している。

テレビやゲームをしない時間にぜひ本を読んでほしいと思うのだが、そこは、小学生低学年たち。

読書ではなく、お絵かきをしたりレゴで作品を作ったりと、本を読む以外の遊びが先に来る。

そして、そういった遊びに飽きてゴロゴロしはじめたタイミングで、退屈なら本を読んだら?と言っても。

ヤダ、と言われてしまう…。

しかし、時には「じゃあ、本読む」と言って読んでくれると、とても静かな時間が訪れる。

まあ、すぐに「もういいや~」って言って、別のことをし始めるんだけどね…。

本を見えるところに置いておく

効果のほど:☆☆
メリット:いろんな人たちが試している方法
デメリット:部屋が散らかる可能性あり・結局、母だけが読んでしまう

これは、いろんなところでよくきくやり方だと思う。

手に取れるところ、目に見える場所に本を置いておく。そうすると、自然と本を手に取り読むようになる、って話。

しかし、うちの小学生たちには効果は出ていない。

我が家の場合、子どもたちのための本棚があるし、なんならテレビの前のテーブルの上にも本を置いてあったりするんだけど、小学生たちは華麗にスルーしていく。

母が今読んでいる本も、読んでみてほしい本も、わざと子どもたちが遊ぶテーブルの上に置いたりするんだけど、まったく興味なし。

こういった時には「この本、読まないの~?」と言ってみる。

「面白そうだね」「どんな本なの?」なんて答えてくれて、そのまま本を手に取り読書に突入してほしいのだけれども。

うちの子たちは「読まない!」と言って、どこかに行ってしまう。

後に残されるのはテーブルの上に散らかったままの本たちと、本を片付けようとして、ついついページを開いてしまう母。

今日も母だけが本を読んでいる。

本屋に行く

効果のほど:☆☆☆
メリット:いろいろな本と出合える・親の本もチェックできる
デメリット:本以外の物を買わされる可能性あり・待ってる間がつらい

家ではそこまで本を読まない子どもたちだけれど、なぜか本屋に行こう、というと喜んで一緒に来てくれる。

我が家の近くの本屋は大型店なので子ども向けの本が充実しているのと、本をその場で読んでいても大丈夫な雰囲気があるのがいいのかもしれない。

本屋ではわかりやすく今の売れ筋の本を紹介してくれているので、自分ではなかなかチェックしない作家さんの本や、外国の本なども一目でみることができるのがメリット。

気になる本をチェックする子どもたちを見ながら、母も今の子どもたち向けの本を見ることができて楽しい。

デメリットとしては、せっかく本屋に来ているのに自分の読みたい本がチェックしづらいこと。

まだ小学校低学年の子どもたちを、親の付き添い無しでいさせるのは不安。

一緒に本棚を移動することになるのだけれど、そうなると親の本棚にはなかなか近寄れない。

子どもたちが満足した後に寄りたくても、「えー。早く帰りたい」とか言われて引っ張られ、結局そのまま帰宅することになり、不完全燃焼のまま本屋を後にすることになる。

自分の本は買えないのに、子どもたちの物は買わされたりもする。

最近の大型本屋さんは本だけでなく、おもちゃも一緒に置いてあることが多いので、なぜか本ではなくおもちゃをねだられたり。

本じゃなきゃ買わない、というと、おまけ付きの雑誌を持ってくる。

確かに本だけど…。本の部分、めっちゃ薄いよ…。おもちゃの説明書でしかないと思うよ…。

本を読んでほしいのに、新しいおもちゃをゲットしてご機嫌の子どもたちがいたりする。

せめて本屋では本を買いたい。

図書館に行く

効果のほど:☆☆☆
メリット:お金がかからない・色んな本に出合える
デメリット:読みたい本が貸し出し中の時がある・返却するために行かないといけない

図書館の最大のメリットは、お金がかからないこと。

面白いかどうか、自分の好みに合うかどうかわからない初めての作家さんの本を、積極的に読むことができる。

いつまででも本に囲まれて過ごすことができるし、本屋と同じようにたくさんの作家さんの作品を一度にチェックすることができる。

本屋と違うのはもう置いていない昔の本を借りて読むこともできること。好きになった作家さんの本は、全部読みたいと思う人には図書館はおすすめ。

なので、子どもたちに昔、自分の好きだった作家さんやお話をおすすめする時は図書館を使わせてもらっている。

買うより先に、子どもたちが読むかどうかをチェックできると、買ったのに読んでくれない!のがっかり感を軽減できるので。

だいたい、母が選んだ本よりも自分たちで選んだ本の方がよく読んでいるのは、悲しい事実。

テレビ番組に関連する本を渡してみる

効果のほど:☆☆☆☆
メリット:ストーリーや登場人物を知っているので、手に取ってくれやすい
デメリット:本を読み終わると、またテレビを見たがる

例えば、「鬼滅の刃」のアニメをみてから原作の漫画をすすめたり、「おさるのジョージ」のアニメをみてから図書館でジョージの絵本を借りてきたりすると、他の本に比べると読んでくれる確率が高い。

やっぱり、ストーリーがわかっていたり登場人物が好きだったりすると、ある程度予想がつくので読みやすいんだと思う。

読んだ後には、またテレビで見たい!となってしまうのがデメリットではあるけれど、本を読むきっかけとしてアニメ=テレビや映画などは良いきっかけになるんだな、と思っている。

読んだ本について話し合う

効果のほど:☆☆☆☆
メリット:親子の会話が増える
デメリット:同じ本(シリーズ)ばかり読みがち

我が家の子どもたちが通う学校では、定期的に図書室で本を貸し出す時間を作ってくれている。

学校で借りた本を読む時間を作ってくれる時もあったりするらしく、学校で借りた本はほぼ100%読んでくれている。

家に持ち帰ってくることもあるので、そんな時や図書の時間があったことを話してくれた時などは、何の本を読んだの?と聞くようにしている。

どんな話だったの?どんな人(物や動物の場合も)が出てきたの?なんて話すと、子どもたちも、こんな話だったよ、これが面白かったよ、と話してくれる。

そうそう、こういう会話がしたいから本を読んでほしいんだよ~と内心ニヤニヤしながら、さらにいろいろ聞いていこうとするのだが。

だいたい、お友達と遊んでくる!と、元気よく出かけられてしまい、母のニヤニヤは終わる…。

ただ、我が家ではこの方法が一番、効果を感じている方法でもあって、こういった会話をした本はまた借りて読んでいたり、本屋で読みたいから買ってほしい、と言ったりする確率がとても高い。

親子の会話が本を読むことにつながるのでは、とちょっと思っている。

もっと話したいけど、いつも、どっか行っちゃうんだよね…。

本好きになって欲しいから、やらないようにしていること

本を読んでもらいたいからこそ、やらないようにしていることもある。

やらないようにしていること
・選んだ本に対してダメ出ししない
・強くすすめすぎない

ちなみにこれらのことは、やってしまったー!と後悔した実際の失敗談でもあったりする。

選んだ本に対してダメ出ししない

親として、これは読んでほしいなあと思う本もあれば、なんでその本なの?と思う本も正直ある。

おもちゃがメインの雑誌だったり、ゲームの攻略本だったり、一瞬で飽きてしまいそうな内容の本。

それでも、その本はダメだなあ、と言わないようにしている。

昔、子どもがもうちょっと小さかった時に、本屋で持ってきたおもちゃがメインの本に対してそれは違うよ、って言ってしまったら、とても悲しい顔をした。

その時は別の絵本を買ったのだけれど、後から「やっぱりあの本が欲しかったんだよ」と。

他の日に本屋に行こうと誘うと「でも本当に欲しい本は買えないんだよね?」と言われてしまった。

その言った時の、子どもたちの悲しそうな、諦めたような目にびっくりし、そしてものすごく申し訳なくなった。

楽しいはずの、本を選ぶという行為を悲しい思い出にしてしまった。

自分が選んだ本を他の人にダメって言われたら絶対に悲しいくせに、お金を出すからと自分の意見を押し付けてしまった。

本を読む前の、本を選ぶという時が楽しくなかったら本を読もうとも思えないんじゃないか。

そう思ってからは、子どもたちが選んだ本には意見しないようにしている。

さすがに大人過ぎる本で理解が難しそうだったりしたらもうちょっと待とうか、とは言うけれど、基本は何も言わない。

結局、自分たちで選んだ本の方が、母がすすめた本よりも良く読むのだ。

そういった本が面白くなくて途中で放り出してしまっても、自分で選んでいるとまた別の本を読みたいと言ってくれたりする。人がすすめてくる本では、また読もうかな、とはなかなかならない。

なので、自分で選んできた本に対しては、意見はぐっとこらえて何も言わずに見守ることにしている。

強くすすめすぎない

本好きの母の悪い癖だと思うのだが本に対して思い入れが強すぎて、熱く語ってしまうことがある。

まして、身内だったりすると甘えもあって、よけいに相手がどういう状態で聞いているのかをすっ飛ばし、熱く熱くおすすめしてしまう。

そうなると、なんの忖度もない小学生たちは、引く。

母の熱さに比例して、引いていく。

親が注意しても聞かないけど、友達から言われると悔い改めるのと一緒で、ちょっとあったのかもしれない興味もすっと消えてしまうようである。

はっと気がついた時には、母が熱く語ってくれたからもう本は読まなくてもいいや、内容わかったし、となりがち。

本を読むこと自体に引いてしまわれたら本末転倒なので、熱くおすすめするのはできるだけ抑えるように気をつけている。

まとめ~小学生を本好きにするためにやっていること・やらないこと~

それほど本が好きとは言えない小学生たちを、本好きにするべくやっていることのまとめはこちら。

やっていること
・テレビとゲームをしない時間を作る
・本を見えるところに置く
・本屋に行く
・図書館に行く
・テレビ番組に関連する本を渡してみる
・読んだ本について話し合う

逆に、やらないようにしていることのまとめはこちら。

やらないようにしていること
・選んだ本に対してダメ出ししない
・強くすすめすぎない

改めてまとめてみると、意外といろんなことにトライしていた。

残念なことに我が家の小学生たちにはまだ読書の良さは伝わっていないようで、これだけやっても「本が好き」とはなっていない。

だがだが、本好きの母は諦めない。

将来、本について語り合いたいという夢に向かって、読書の楽しさをアピールするつもりである。

いつか、何も言わずとも本を読んでくれて、楽しかったと伝えてくれる日がくるまで!

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